2025.02.18|TUE
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本学は2022年度に「ビジネス日本語教育を通じた高度日本語人材と多文化共生グローバル人材の育成プログラム」で大学の世界展開力強化事業に採択されました。その後、JV-Campusとも連携したビジネス日本語教育や、海外大学との学生交流に注力してまいりました。その中間評価結果が公開されましたので、下記の通りご報告いたします。
総括評価:A
これまでの取組を継続することによって、事業目的を達成することが可能と判断される。 
本事業は、英国とオーストラリア、さらに東アジアや東南アジアを中心とした世界の諸大学との連携・交流によるビジネス日本語教育活動を通して、高度日本語人材・多文化共生グローバル人材を養成することを目的とする全学的なプログラムとして企画されており、本事業の趣旨を踏まえた取組として高く評価されている。
 中間評価までの期間においては、短期海外研修では、オーストラリアへは11 学部から14 名、英国・オランダへは12 学部から15 名の学生が参加しており、全学的なプログラムとして広く展開できており、今後の交流拡大が期待できる。
 また、カーティン大学大学院との間でダブルディグリー・プログラムの締結や、韓国からの実渡航の受入学生の中から日本企業でのインターシップを通じて内定が出ていることも評価できる。
 日本人学生の派遣に関して、当初設定した中間評価時点までの目標を達成している。特に、実渡航が大きく伸びている点は評価できる。多国間にまたがるネットワークを活用した質保証を伴う大学間交流も構築できており、単位互換を実施した海外大学数も、目標値を達成している点は評価できる。
 一方で、交流相手の大学が11 大学から23 大学と倍増しているにも関わらず、全体の交流人数は目標を達成しておらず、厳しい状況にある。2022 年度に比べて2023 年度は派遣数・受入数ともに大きく伸びてはいるが、受入に関しては目標に達していないため、目標値の達成に向けた具体的対応が必要である。また、日本人学生の英語能力を中心とした外国語能力も目標値に達しておらず、語学力強化に向けた具体的取組について、より一層の検討が必要である。
 最後に、今後も本事業終了後の継続的な実施を見据えた事業計画の策定と安定的な財源確保に努め、学内及び関係機関との質保証を伴う国際教育連携の推進とともに、将来の我が国と相手国の大学間交流の更なる促進と発展に向け、引き続き積極的な事業展開に取り組まれることを期待する。
取組み内容の紹介
オンラインプログラム
JV-Campusと連携したオンライン・ビジネス日本語教育に、3年間で国内外から海外連携大学を含む延べ47,665人が参加。国際学生ミーティングは、連携大学7大学を含む9か国と11回実施。UMAPネットワークを基盤としたSDGsに関するオンラインによる相互履修プログラム(Online Exchange Program)は、4か国8大学から21科目が提供され、5名の学生が参加。国際協働COIL型富士山フィールドスタディに本学13名、カーティン大学マレーシア校9名が参加。バーチャル模擬国連に世界8か国・地域から63名が参加しました。
留学生の語学力向上と異文化理解促進
「BJTビジネス日本語能力テスト」の受験補助を行い、最高レベルJ1+合格者を2017年度から2023年度まで43名(延べ49名)輩出。また、金融業界やアントレプレナーシップ醸成につながるインターンシップを実施し、12企業・団体47名が参加しました。
日本人学生の語学力向上と留学機運の醸成
TOEFLスコア500点(IELTS5.0/TOEIC590点)相当以上の達成者が5,366名(2023年度)となっております。
東洋大学の国際交流・国際教育における取組は、文部科学省による各種補助事業に採択されています。
お問い合わせ
東洋大学国際教育センター
電話番号:03-3945-8172
E-mail:ml-intl@toyo.jp
ホームページ:https://www.toyo.ac.jp/academics/international-exchange/ipo/